西宮市在住の29歳のサラリーマン、一応一流大学出のエリートです。私はいわゆるオタクで、稼いだ金はすべて趣味に投じています。三次元には興味がありません。とはいえ、友人に誘われた街コンで意気投合した女の子と交際することになりました。彼女もまたオタクで趣味も近いので、「この娘なら」と二次元の壁を突破しました。
ところが、いざ西宮市で同棲を始めてからおかしいと気付いたのです。趣味が近いのに、彼女が私のコレクションに興味を示さないのです。そして徐々に本性が現れました。コレクションが邪魔だから処分しようと言い出したのです。当然その要求は受け入れられず、言い争うことになりました。
私とフィギュア、どっちが大事なのと問われて、フィギュアと即答しました。それがまずかったのでしょうか。烈火のごとく怒り始めた彼女は暴走を始め、大事なコレクションを完膚なきまでに壊し始めました。もう手が付けられず、私は頭を抱えるしかありませんでした。
落ち着きを取り戻したあと聞いてみると、私に一目ぼれをしてくれた彼女が、共通の友人からアドバイスを受けたというのです。だから私と趣味が合っていたわけですね。つまり彼女がオタクであるというのは、ウソ。外見的には理想のエリート。でもその実態は忌むべきオタク。一般の人には耐えられない、私たちの趣味。
冷静になった彼女は泣きながら弁償しますと言っていますが、購入当時と今では値段が違うものが多いです。卒倒しそうなくらいの高値になるものから、あのとき高額で買ったことを後悔してしまうほど安く買いたたかれるものまで、さまざまです。
この場合、法律的にはどうでしょう。弁償は現在の価値で換算するべきなのか購入時の価値で換算するべきなのか。できれば現品で弁償させたいのですが可能でしょうか?よろしくお願いいたします。
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